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はじめに
XPages の裏側のでは JavaServer Faces の技術が使われています。より良い XPages アプリケーションを作成するには、この JSF の仕組みの理解が必要です。この記事では XPages の裏側で動く JSF のライフサイクルの動きを知るための方法を紹介します。
faces-config.xml の設定
JSF ライフサイクルのフェーズを表示するには、フェーズリスナーとなる Java クラスを実装し、JSF コンテナに登録する必要があります。XPages の場合も、普段は見えないですが NSF ファイルの中に JSF の設定が隠れています。
Domino Designer のメニューから 「ウィンドウ」→「Eclipse ビューの表示」→「パッケージエクスプローラ」を選択して。パッケージエクスプローラーを表示します。これは NSF 内部の設計要素を Eclipse File System を通してひょうじします。
WebContent\WEB-IN フォルダの下の \faces-config.xsml を開き、以下のような <lifecycle> 定義を追加します。
{code}
mypackage.MyPhaseListener
先ほど定義した faces-config.xml にし従い、JSF ライフサイクルを表示するフェーズリスナーを実装します。
Domino Designer で「アプリケーション」タブに戻り「コード/Java」で新規の Java クラスを以下のように定義します。これは先ほどの faces-config.xml に合わせて設定します。
パッケージ： mypackage
クラス： MyPhaseListener
package mypackage;
import javax.faces.event.PhaseEvent;
import javax.faces.event.PhaseId;
import javax.faces.event.PhaseListener;
public class MyPhaseListener implements PhaseListener {
private static final long serialVersionUID = 1L;
public PhaseId getPhaseId() {
return PhaseId.ANY_PHASE;
}
public void beforePhase(PhaseEvent phaseEvent) {
System.out.println("=== フェーズ開始 " + phaseEvent.getPhaseId().toString());
}
public void afterPhase(PhaseEvent phaseEvent) {
System.out.println("=== フェーズ終了 " + phaseEvent.getPhaseId().toString());
if (phaseEvent.getPhaseId().equals(PhaseId.RENDER_RESPONSE)) {
System.out.println("=== XPage 処理完了");
System.out.println(".");System.out.println(".");
}
}
}
}